新型コロナの感染拡大で完全失業率悪化 雇用統計数値は悪化の一途

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2020年10月の雇用統計が出ました

(1) 就業者数,雇用者数
就業者数は6,694万人。前年同月に比べ93万人の減少。7か月連続の減少
雇用者数は5,998万人。前年同月に比べ48万人の減少。7か月連続の減少
(2) 完全失業者数
完全失業者数は215万人。前年同月に比べ51万人の増加。9か月連続の増加
(3) 完全失業率
完全失業率(季節調整値)は3.1%。前月に比べ0.1ポイント上昇

2020年10月の雇用統計が出ました。

総務省が1日発表した2020年10月の完全失業率(季節調整値)は3.1%で、前月比0.1ポイント上昇し、2カ月ぶりに悪化し、2017年5月以来の水準となっています。

完全失業率は、0.1ポイント増加の3.1%に増加しています。

都心部は飲食店などの廃業が多くみられるものの、都心部以外のエリアでは、飲食店が元気なエリアも多くあり、思ったよりも悪化せず、コロナショックから若干の回復が見られたとも言えます。

ただ、11月から年末にかけて、感染拡大が再び見られていますし、大阪では外出自粛勧告が出ていますので、関西圏の経済は悪化するものと容易に想像できますね。

厚生労働省が同日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.04倍で前月から0.01ポイント上昇した。1年6カ月ぶりに上昇に転じたものの1倍を割る地域が多い。

新型コロナの感染拡大の防止とGOTOキャンペーンなどの景気回復の二兎を追う政策の継続ですが、果たしてうまくいくのでしょうか。

自殺者数の増加

2020年10月の自殺者数は、全国で2,153人(警察庁調べ)と増加しています。

202010sokuhouti.pdf (npa.go.jp)

先月に比べて、かなりの増加です。

年末にかけて、さらに増加するものと思われます。

新型コロナと自殺者数との比較

2020年10月末の自殺者数は、全国で2,153人、これに対して2020年10月22日時点における新型コロナでの死亡者数は、1,685人でした。

これは統計数値が示している客観的事実ですね。

経済が冷え込んで、失業者数が増加すると、自殺者数は増加します。

新型コロナと自殺者増加防止対策の両方が、政府には求められていますね。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年10月22日版) (mhlw.go.jp)

完全失業者数は増加

10月の完全失業者数(季節調整値)は214万人で、前月比で8万人増加しています。

非正規の雇用環境がかなり厳しく、前年同月比で85万人減少し、8カ月連続の減少です。

就業者数(同)は3万人増加し、正社員は9万人増え、5カ月連続で増加した。

失業者が増えると自殺者が増加しますので、そちらも心配ですね。

新規求人数の激減

雇用の先行指標となる新規求人(原数値)は前年同月比で23.2%減少。

宿泊・飲食サービス業(▼38.2%)や生活関連サービス・娯楽業(▼35.4%)で減少幅が大きいです。

新型コロナの影響を受けている業種がきびしい状況です。

新型コロナに関連した解雇・雇い止めにあった人数(見込みを含む)は11月27日時点で7万4055人だった。厚労省が全国の労働局やハローワークを通じて集計した。

GO TO キャンペーンやGO TO イートでこの時期においては、若干持ち直した感もありますが、それでもかなり厳しいですね。

2020年11月、12月から感染拡大、GOTOキャンペーンなどは、批判にさらされています。

また自粛要請と外国人ビジネス訪問客を増やしている日本政府

大阪では外出自粛、東京では飲食店に対して営業時間短縮の要請を再度出しています。

感染防止効果は不明です。

日本国内では感染拡大していますが、海外からのビジネス訪問客を受け入れ拡大しています。

海外からの入国者が増えれば、感染も拡大するはずなのですが、もはや、政府や自治体の感染対策がチグハグで、意味不明です。

海外では、渡航者の制限はすぐにするのですが、政府は何もしていません。

それどころか、東アジアの国から、どんどんビジネス渡航者を増やそうとしています。

政府のちぐはぐな対応が感染拡大と死者数を増やしている

日本政府が、2020年10月1日から、防疫措置を確約できる受入企業等の存在を条件に、原則としてすべての国・地域からの新規入国を許可しているのです。

これらの措置により、JNTOは「(訪日客の)実数は徐々に増加している」と述べている。

ただし新型コロナウイルス感染症は今も世界各国で猛威を振るっており、渡航制限等を継続している国・地域も多いのも事実。

増加した訪日客は、原則としてビジネス目的ということもあり、地方観光地などにおけるインバウンド経済回復に向けた道筋は、まだ見通せない状況が続いている。

ビジネス客であれば、大都市圏に訪問するでしょうし、それであれば、地方経済には何のメリットもないですね。

コロナは大都市圏で感染を拡大し、それを日本人がもらってしまって、GO TO キャンペーンなどで日本人が地方に出かけていって感染拡大しているとも考えられます。

経済指数は悪いが株価は高い現実

景気は悪いですが、日経平均株価は、かなり高い数値を出しています。

資金供給を増やしたものの、資金の使いどころが株や仮想通貨などの投資以外に向かう先がなく、また日銀もETFを買い支えているところから、企業の業績とはかけ離れた株価が維持されるどころか、上がり続けている銘柄もありますね。

もちろん、新型コロナの感染拡大で、売上激減の上場企業もありますが、株価はそれなりの値段を維持していたりして、異常さを感じます。

コロナバブルとも言えますが、この状態がいつ破裂するのか、気を付けておかないと株価の急落で資産を失うことにもなりかねないです。

注意が必要ですね。

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